9:30-9:50

開場・告知

9:50-10:00

Opening

10:00-11:00 KEYNOTE

生成AIの衝撃 ~ アジャイルガバナンスの必要性と3ディメンジョン・モデルによる進化へ

森 正弥さん Masaya Mori

デロイト トーマツ コンサルティング 執行役員・パートナー アジア太平洋地区 先端技術領域リーダー

Biography
外資系コンサルティング会社、グローバルインターネット企業 執行役員(研究開発統括)を経て現職。ECや金融における先端技術を活用した新規事業創出、大規模組織マネジメントに従事。世界各国の研究開発を指揮していた経験からDX立案・遂行、ビッグデータ、AI、IoT、5Gのビジネス活用に強みを持つ。
東京大学 協創プラットフォーム開発 顧問。東北大学 特任教授。日本ディープラーニング協会 顧問、著書に『ウェブ大変化 パワーシフトの始まり』(近代セールス社)、『大前研一 AI&フィンテック大全』(共著:プレジデント社)、『両極化時代のデジタル経営』(共著:ダイヤモンド社)、『パワー・オブ・トラスト 未来を拓く企業の条件』(共著:ダイヤモンド社)がある。

Session Abstract
近年のAIの躍進には目を見張るものがあります。特に一連の生成AI(Generative AI)の登場は、その驚異的な性能で世界中を驚かせています。本講演では、生成AIの衝撃について触れつつ、日々進化するChatGPTやLLMの活用法を紹介します。この領域での日進月歩での進化について解説しつつ、ダイナミックにリスクコントロールをしていくアジャイルガバナンスの必要性について述べます。更に生成AIのポテンシャルを解き放つ、3ディメンジョン・モデルという考え方も提供します。

講演資料

11:10-11:30

アジャイルとは誰のためのものか

市谷 聡啓さん Ichitani Toshihiro

株式会社レッドジャーニー
代表

Biography
レッドジャーニー代表
サービスや事業についてのアイデア段階の構想から、コンセプトを練り上げていく仮説検証とアジャイル開発の運営について経験が厚い。プログラマーからキャリアをスタートし、SIerでのプロジェクトマネジメント、大規模インターネットサービスのプロデューサー、アジャイル開発の実践を経て、自らの会社を立ち上げる。それぞれの局面から得られた実践知で、ソフトウェアの共創に辿り着くべく越境し続けている。
著作に「カイゼン・ジャーニー」「正しいものを正しくつくる」「デジタルトランスフォーメーション・ジャーニー」「組織を芯からアジャイルにする」「これまでの仕事 これからの仕事」など

Session Abstract
アジャイル開発から組織アジャイルまで。20年の時をかけて、アジャイルは進展し続けています。だからこそ、アジャイルとは何か、それは誰のためのものか。あらためて向き合うことにしましょう。当方の言う「アジャイル」と、皆さんが期待する「アジャイル」。その違いと、合わさる部分を楽しんでみましょう。

講演資料

11:40-12:00

ウォーターフォール開発の中でアジャイル組織運営を広げていく

小泉 岳人さん TAKEHITO KOIZUMI

ニッセイ情報テクノロジー株式会社
室長

Biography
2004年ニッセイ情報テクノロジー入社。生命保険領域の開発を10年以上経験。 新会社設立や新チャネル開発、アジャイル導入等のプロジェクト推進を実施。 近年では新規ビジネスの企画・開発を実施。

Session Abstract
大規模受託案件、再委託が多いといった金融系SIerの中で、アジャイルの出島組織を作り、プロダクト作成や組織のアジャイル化に取り組んだ事例を紹介します。いかに早く失敗を繰り返し、組織文化を変えていったか主に組織のアジャイル運営のポイントや失敗談についてお話ししたいと思います。


12:00-13:00

お昼休憩

13:00-13:20

形だけのアジャイルから中身のあるアジャイルへ変わるために~アジャイルの原点に立ち戻る~

伊山 宗吉さん Iyama Muneyoshi

NTTコムウェア株式会社
Agileエバンジェリスト

Biography
NTTグループ会社の大規模SO系システム開発やソフトウェア試験支援技術の研究開発を経験後、アジャイル開発案件に携わる。以降、多数のアジャイル開発の立ち上げや改善支援、社内のアジャイル推進活動に従事。NTTグループ全体でアジャイル開発を推進するメンバーとしても活動中。

Session Abstract
NTTコムウェアではアジャイル開発を推進する取り組みを始めてから5年以上が経過しました。従来の開発アプローチでは対応が難しい課題が次々に生まれる中で、アジャイル開発を適用して成功した事例がある一方で、形だけのアジャイル開発になってしまった事例も少なからずありました。
本セッションでは、形だけでなく中身のあるアジャイルな状態になるために、アジャイル開発の原点に立ち戻り、改めて大切にしたい考えや取り組みを共有させていただきます。

講演資料

13:30-13:50

Agile導入による製薬マーケティング組織のRebuild

服部 翔太さん Shota Hattori

グラクソ・スミスクライン株式会社
スクラムマスター

Biography
ITとは一切関係のない製剤研究、創薬研究からキャリアをスタート。
転職を機にデジタルセラピューティクス(デジタル技術を活用して疾患を診断、治療することを目指す)分野のプロダクトオーナーを担当したことでアジャイルに目覚める。現在はスクラムマスターとしてマーケティング組織のアジャイルトランスフォーメーションに奮闘中。

Session Abstract
従来、製薬業界は営業活動におけるルールも厳しく、変化が乏しい業界と言われてきました。しかしながら、コロナ過を経て営業活動も一変しました。デジタルチャネルの活用、データドリブンな意思決定など柔軟で迅速な対応が求められるようになり、Agile way of workingの必要性が日に日に増しています。
本発表ではマーケティングの一プロジェクトにアジャイルを導入した経験から、ソフトウェア開発のアジャイルとの違いやマーケティング組織故の困難、またそれらをどう克服したかを紹介します。

講演資料

14:00-14:20

野生コーチと育ち盛りコーチで語るアジャイルコーチの伸び伸び育成術

原田 巌さん Iwao Harada

株式会社オージス総研 技術部 ビジネスイノベーションセンター
アジャイルコーチ

Biography
アジャイルでのモデリング活用について発表や普及を行っている。現場では、アジャイル導入やアジャイルのコーチングだけでなく、開発プロセス策定やモデルを使用したオブジェクト指向分析、設計、実装など、現場のチームに合った、より良い開発方法を支援、実行している。スクラムアライアンス認定スクラムプロフェッショナル。

佐藤 璃菜さん Rina Sato

株式会社オージス総研
アジャイルコーチ

Biography
主にtoB向けのSaaSを開発するベンチャー企業を中心に、Web系バックエンドエンジニアとしてスクラム、XP(エクストリームプログラミング)を採用した開発PJに従事。
現在はアジャイルコーチとして、スクラムの導入支援、アジャイル系研修講師を担当している。TDDが好き。

Session Abstract
みなさんの会社にはアジャイルコーチはいますか?外部から雇っているアジャイルコーチですか?それとも自社社員の社内コーチですか?
少し前までのオージス総研は、社内の各所に野生(?!)のアジャイルコーチが点々と自生しているような状態でした。当時、彼ら彼女らは個人の工夫・努力と、外・内の交流・学習から自分のコーチの型を編み出し、徒弟制で愛弟子を育てていました。しかしコーチ需要は年々増え続けたたこともあって、今では野生のアジャイルコーチは協力して組織的に体系的に次世代のアジャイルコーチを育てる取り組みを始めています。
今回は、野生コーチと育ち盛りコーチの2人が、弊社でアジャイルコーチ育成のために行っている工夫(試行錯誤の段階ですが...)をご紹介します。本講演の内容が、社内コーチの育成に悩み挑戦する方々のヒントになれば幸いです。

講演資料

14:30-14:50

Lightning Talks

株式会社ビットキー
株式会社アジャイルウェア
日本電気株式会社

15:00-15:20

スクラムマスターやマネージャーのための傾聴の技術

koki kawagoiさん koki kawagoi

フリーランス
アジャイルコーチ

Biography
事業会社にて、Webエンジニアとスクラムマスターを経験し、コンサル会社にてアジャイルコーチとして勤務。その後フリーランスとして、アジャイルコーチやスクラムマスターとして業務。クライアントの会社の利益に貢献することと、エンジニアの働きやすさを両立することを目標に働く。心理学にも詳しく、複数の本を出版。現在は、スクラムマスターの育成に注力している。

Session Abstract
みなさま傾聴できていますでしょうか?
傾聴をすることは、無条件の承認となり相手の自己肯定感を高めたり、相手の気持ちを楽にする効果があります。スクラムマスターや、マネージャーといった1on1を仕事の一部にする方々にとって傾聴はとても重要なスキルになります。本セッションでは、20分と短いセッションの中で、私の傾聴でうまくいった事例の紹介と、短時間ですが近くの席の方と傾聴のワークを実践していただくことで傾聴の基礎練習をするとともに傾聴の効果を実感していただきます。


15:30-15:50

生産性指標を可視化し、開発チームのボトルネック発見・改善を加速させる

大仲 能史さん Takafumi Onaka

株式会社はてな
チーフエンジニア

Biography
2018年4月 中途入社(3社目)。アプリケーションエンジニアとしてマンガビューワ「GigaViewer」や、Web小説サイト「カクヨム」「魔法のiらんど」の開発を担当。2019年4月よりチーフエンジニアとして技術組織全体のマネジメントにも携わる。

内田 博咲也さん Hisaya Uchida

ファインディ株式会社
スペシャリスト(スクラムマスター)

Biography
新卒でデロイトトーマツコンサルティング合同会社に入社し、全社・事業戦略策定、新規事業の立ち上げ・推進等を経験し、2021年10月よりFindyに参画。
Findy Team+事業部にて、副事業部長として、セールスをメインで担当しつつ、事業戦略実現に向けた各種施策を推進。

Session Abstract
生産性指標の可視化が開発チームの改善に与えた影響について発表します。
生産性指標の選定からデータの可視化までのステップを紹介し、
実際の事例を通じて変革速度がどう変わったかを見ていきます。
改善のイテレーションが、データによっていかにドライブされたかといった内容になります。
セッション最後に、エンジニア組織の生産性可視化・向上SaaS「Findy Team+」についてご説明します。


16:00-16:20

保険xアジャイルコミュニティで実現する企業の枠を超えた業界ハンガーフライト

森實 繁樹さん Shigeki Morizane

株式会社レッドジャーニー

Biography
SIer時代にお世話になった保険業界に恩返しのつもりでこの保険xアジャイルコミュニティに参加しています。

今村 博明さん Hiroaki Imamura

SOMPOシステムズ株式会社 DX CoEグループ

Biography
アジャイルと言わずアジャイルな組織にすべく、最近は内製開発チームづくりに取り組んでいます。

春井 朋憲さん Tomonori Harui

アクサ生命保険株式会社 プロダクトマネージャー
スペシャリスト(スクラムマスター)

Biography
ウォーターフォールからアジャイルへの転換を現場にて四苦八苦しながら進めてます。

Session Abstract
企業は社会への貢献をしながら成⻑していくものです。しかし、新しい時代の流れが起きている中で、さまざまなトライをしていくのは並⼤抵のことではありません。
ましてや、企業1社がどれだけ頑張っても、社会への貢献を考えるならば、まずは業界が強く成⻑していく必要があります。
私たちは、そういった企業間を超え、⾦融の⼀つである保険という業界をもり⽴て、お互いの知⾒や経験を交換し会う場として、保険xアジャイルコミュニティ「.insurance」を運営しています。
⽴ち上げから6年⽬(⼀度コロナで停滞し、2022年に再始動しました)に⼊った私たちの活動を通じ、企業の壁を超えたハンガーフライトの場(コミュニティ)を作る意味や意義についてお話しします。
昨年銀⾏アジャイルコミュニティのお話しもありましたので、さらにこういった活動の場を増やしていくことができたら⽇本のリビルドの⼀助になるのではと思っています。


16:30-17:30 Closing

日本文化におけるアジャイルへの道

Avi Schneierさん Avi Schneier

Scrum Inc. Principal Consultant

Biography
数十年にわたり民間企業と公的機関に従事した経験を持つ。 科学分野における教育、トレーダー、スモールビジネスのオーナーといったユニークな経験を生かした、スクラムのトレーニングを提供する。 スクラムは、変化の激しい市場の中で革新的なソリューションをもたらすことで、あらゆるビジネス領域において、継続した売り上げの向上と競争優位を実現するフレームワークだとAviは考えている。 ブルックリン在住。 太極拳の指導も行っている。

JJ・サザーランドさん JJ Sutherland

Scrum Inc. CEO

Biography
「スクラムは、人類の営みを加速させる普遍的なものです。書くこと、作ること、生み出すこと、そしてイノベーション。あらゆるものを加速させます。」
Scrum Inc.のCEOとして、会社の戦略決定に責任を持ち、また、防衛産業、ジャーナリズム、サービス業における実績を持つスクラムのトレーナーおよびコーチでもある。
Scrum Inc.の前は、NPR(アメリカ公共ラジオ局)のジャーナリストとして、イラク、アフガニスタン、アラブの春を取材し、ジャーナリズムの各賞を受賞した。「スクラム 仕事が4倍速くなる”世界標準”のチーム戦術」の共著者。

クロエ・オニールさん Chloe O'Neil

Scrum Inc. Japan Agile Coach

Biography
エンジニアとしてのキャリアを経て、アジャイルコーチとして活動中。現在Scrum Inc. Japanに所属。また、大手スポーツエンターテイメント企業で、プロダクトオーナーとして、事業の急成長に伴う様々な課題に取り組んだ実績もある。
米国マサチューセッツ州ボストン出身。日本人と米国人の父母の間に生まれ、日米両国で育ち、英語日本語共に堪能。多様性のある環境によって培われた柔軟性と順応性、さらに豊かな文化・言語のバックグラウンドが、Scrum Inc. Japanの貴重な財産となっている。チームワークを大切にし、日本において女性が活躍できる場を広げることに情熱を捧げている。

Session Abstract
長い歴史のなかで、計画づくりや計画の遵守に強みを持ってきた日本において、アジャイルの原則に基づく組織変革は、手ごわい挑戦であると同時にやりがいのある機会でもあります。
アヴィ・シュナイアーは、日本の伝統的価値観と進化し続ける現代のビジネス環境で求められるビジネスアジリティの両立の難しさを踏まえつつ、スクラムとアジャイルの原則が、日本の伝統的な組織において、コラボレーション、適応性、イノベーションを促進し、変革の羅針盤となることを発見する手助けをします。
世界中の組織の変革に基づく経験や成功事例をもとに、日本で持続可能なアジャイル革命を起こすための貴重な洞察、実践的な戦略、文化的な考察を提供します。
アヴィのプレゼンテーションに続いて、クロエがモデレーターを務め、JJとアヴィと共に日本におけるアジャイル変革について、さらに深く掘り下げたディスカッションを行います。
お見逃しなく!


更新日:

Copyright© Agile Japan 2023 , 2024 All Rights Reserved.